若者議会に5年間関わり続けて感じる「大人がすべきこと」【新城市民必読】
4期でメンター(サポート役)をやっていた鈴木孝浩です。
若者議会立ち上げの組織である若者政策ワーキングから関わり、5年となりました。5年関わり続けて感じることを書き残しておこうと思います。
☆若者議会の趣旨を改めて考える☆
若者議会は「若者の声を行政に届ける」という趣旨において、非常に良い取り組みです。
2019年現在の新城市の市議会議員は18名で20歳代が1人、30歳代が1人で、50歳以上が14名という状況です。市議会議員が市民の声を代弁するということならば、若者の声は行政に届きにくい状況でしょう。
16歳~29歳の若者委員が政策を立案するという形で、若者の声を行政に届ける仕組みが若者議会です。
「若者の声を市政に反映させ、よりよい新城市を創造していく。」
若者議会の趣旨を改めて確認し、周りの大人がサポートしていくべきものです。僕も大人の1人として、この取り組みが失われないように関わり続けてきました。
若者議会のあら捜しをすれば、簡単に見つかるでしょう。至らない点はたくさんあります。
しかし、趣旨に沿うならば、若者が感じていることを大人が拾い上げ、よりより新城市を一緒に作っていくべきです。
そうすることで、若者が活躍するまち、若者が出ていかないまち、若者が集まるまちになっていくはずです。新城市の取り組みが成功し、認知されれば、若者議会は日本全国に波及していきます。
それは日本の若者が活躍することに繋がり、日本の活性化となります。そんな可能性を秘めているのが、若者議会なのです。
☆周りの大人がすべきこと☆
若者議会の周りの大人は、若者の声をもっと積極的に拾いにいってあげて欲しいな、と思います。
若者議会が「政策を立案する」という性質を持つが故に、提案した政策の中身を批評することになりがちです。
しかし、提案した政策の裏には想いがあります。その想いこそが若者の声であり、行政に届いていない部分です。
若者の提案を聞いて周りの大人がすべきことは政策の批評・批判ではありません。
周りの大人が考えるべきことは、
「既存の市政や政策に、その若者の声をもっと反映させることはできないか?」「そんな若者の声があるなら、こういった取り組みをしたら良いのではないか?」
だと思います。
経験も知恵も豊富な大人が、若者の声を真摯に受け入れ、共に考えることになっていったとき、本当の意味で若者議会が機能するはずです。
☆若者議会の可能性☆
若者議会の5期が始まります。
若者議会は全国から注目されており、年に20回以上の視察があり、事例発表を求められることも多いです。メディアにも頻繁に取り上げられます。
新城市をより良くしていく取り組みであると同時に、新城市のPR資源でもあります。
「自動車と言えば豊田市」「眼鏡と言えば鯖江市」といったものと同様に、「若者議会と言えば新城市」となる可能性があるのです。
このビジョンを掲げ、新城市民が一丸となって若者議会を育てていく価値はあります。
まとめ
若者議会に5年関わり続けて感じていることをまとめました。
奇跡的に生まれた若者議会という芽を潰すのではなく、育てていきましょう。
最後に3つのブログを紹介させてください。
1つ目は若者議会についての詳細を書いた記事です。若者議会のことをもっと知りたい方におすすめです。
・若者議会とは?愛知県新城市の若者政策の取り組みをがっつり紹介します!
2つ目は新城市のおすすめ観光スポットです。新城市民なら、全部行ってみて欲しいです。
・愛知県新城市のおすすめ観光スポットをまとめてみた!【永久保存版】
3つ目はまちなみ情報センターに置かれたボードゲームに関するブログです。僕はボードゲームが大好きなので、「ボードゲームのまち新城市」になって欲しいと思っています。
新城市民の1人として、新城市がより素敵な場所になっていくことを願っています。そのために自分ができることをやっていきたいです。