HP開設記念 元SKE48・磯原杏華さんインタビュー後編

2016.04.15

Asahi

同世代アイドルに聞いた! 「若者と政治」の距離がグッと近くなるヒント



SKE48の磯原杏華さんに、アイドル時代に培った“広報力”を伺った前編。続く後編では、新城市若者議会と議会が扱う「政治」や「防災」というテーマを、若者にもっと身近に感じてもらえるための方法について意見を交換しました。現在19歳と、私たち若者議会のメンバーと同世代である磯原さんの言葉には、たくさんのヒントが詰まっています!

読書家の磯原さん 「図書館のリノベーション」政策に興味津々?

 



長坂明日香(以下、長坂):アイドルは素敵で憧れるから応援したくなる、という面があると感じます。新城市若者議会も外部から見ていただいたときに、「なんだかいい団体だな」「応援したい」と思われたらいいなと考えています。

同世代の女性として磯原さんのご意見もお聞きできたら嬉しいのですが、新城市若者議会に必要なものは何だと感じられますか?

 

磯原さん:活動内容をもっと知ってもらうことではないでしょうか。ホームページを作るのはもちろん、SNS などもっと若者とかがやっているツールでも、積極的に情報発信していけるようになったらいいですよね。そこにホームページのURLを貼ったりして、「新城」、「若者議会」っていうワードを目にすることが増えたら、さらに調べてくれる人も増えると思います。

 

長坂:ちなみに、 私たちが活動した第1期若者議会では、(1)図書館のリノベーション (2)まちなみ情報館の利用率アップ (3)バブルサッカーによる健康促進事業 (4)おしゃべりチケットによる世代間交流 (5)若者議会PR (6)若者防災意識向上事業、といった政策を考え、市長に答申しました。このなかで、なにか気になったものはありますか?

 

磯原さん:「図書館をリノベーション」というのはどういうことですか?

 

前田朝陽(以下、前田さん):図書館の機能は残しますが、学習と読書スペースを分けるなどして使いやすくする感じです。

 

磯原さん:そっちの方がきっと集中できますね。図書館って学生の時に利用して以来利用していなくて、本を読むのは好きなんですがすぐ本屋さんに行っちゃうんです。だから、図書館をもっと身近に感じる機会があったらいいですよね。

 図書館って静かなところで、その場で本が読めて、勉強や調べ物とかもできる便利なところっていうのはみんな知っていることなんですけど、そこにあらためて注目して、さらにその利便性を高くしようとしているのがいいなって思いました。

 

「新城発の若者議会」を全国へPRするポスターのアイディア

 

長坂:前編でのインタビューで触れましたが、広報活動としては、ポスターを製作してみたりしました。まずは、私たち自身がモデルとなって若者議会をPRすることにも挑戦してみたんです。http://wakamono-gikai.jp/poster/

ポスターの下部分には、「新城のことはうちらに任しときん(任せて)!」という三河弁の共通コピーが書いてあります。そして、それぞれの委員のイメージに合わせて、前田君は学校では陸上部、若者議会では「防災チーム」に所属しているので、ユニフォームの衣装で、コピーは『防災に一直線』と書かれています。私は着物姿で『新城、変えさせてもらいます』といった感じです。

 

磯原さん:確かに、前田さんすごく走れそうな感じですね!(笑) 長坂さんも、着物が似合っています。

 



長坂:ありがとうございます…。(照)今後、このポスターはコンビニなどのご協力を得て周知していく予定です。磯原さんがもし若者議会の委員だとしたら、どういう感じでポスターをプロデュースされますか?

 

磯原さん:うーん、新城が若者議会をやってることのPRですよね。例えば、愛知県の形をしたパネルみたいなのをもって、新城を指さして、「ここから日本へ、全国へ!」みたいな感じはどうでしょうか?

 

前田:これから新城市以外のところでも若者議会が発足して全体が活性化していったときに、ここからスタートしたよっていうのをアピールできますね。

 

長坂:一目瞭然ですね!

 

 

炊き出しの訓練のメニューに「B.B.Q.」はアリ?

 



前田:僕は今高校1年生なのですが、これまで関心を持っていた「防災」に関する政策をやってきました。若者の防災意識を向上させることが目的のボランディアの防災グループ「若者防災の会 襷~tasuki~」も立ち上げることができて、来年からそこの会長を務めることになりました。

 ただ、防災って硬いイメージを持たれやすいと思うんです。そこに華やかさが加わると、そのイメージも少し減るんじゃないかなと思っていて。例えばですが、防災訓練における炊き出しって、おしゃれな料理やB.B.Q.でもできるんじゃないかなって。

 

磯原さん:えー、楽しそう!!

 

前田:東日本大震災などの災害で仮設住宅に住まれている方に、何が食べたいかを尋ねたらB.B.Q.や焼き肉って答える方が意外に多かったということを聞いたことがあって。だから炊き出しでB.B.Q.もアリなのかな、と思ったんです。

 

磯原さん:私は食にどん欲なので、そこでおいしいものが食べられるなら、防災訓練に行こうかなって思うかも。(笑)大事なのは、「炊き出し訓練を行います」と告知するときに、メニュー名もしっかり書くことじゃないでしょうか。炊き出しといえば私はカレーや豚汁を思い浮かべたので。そこにB.B.Q.と来れば、「普通と違うじゃん、行ってみよう!」と興味を持つ人も出てくるかもしれませんよね。

 

前田:そうですね。地区の防災訓練に参加する人が減っているんですが、あくまで僕たちは楽しく防災を盛り上げていきたいという思いがあります。楽しくやらないと若者って乗ってこないと思うので、そういうところを大事にしていきたいです。

 

知識よりも「政治に参加している」という意識が大切

 

長坂:今年の6月から18歳以上も選挙権を持つようになります。現在19歳の磯原さんはズバリ選挙には行かれる予定ですか? また、若者が選挙に行くようにするにはどうしたらいいか、何かアイディアはありますか?

 

磯原さん:もちろん行きます! 両親と、兄も成人してるので、兄が成人した時から選挙について行っているんです。自分1人で18歳からいざ選挙に行くぞっていう人もいるかもしれないけれど、選挙のルールなど、知識が足りない部分とかもあると思います。

 だから、最初は大人の方に、選挙に行くよう引っ張っていってもらうのもいいんじゃないでしょうか? その後で、同世代を巻き込んでいくのもいいかと思います。友達から選挙の話を聞くことで、自分も行かなきゃと思う子たちもいるだろうから。縦にも横にもお互いを巻き込んで、みんなで選挙への関心を高めていこうという雰囲気にしていけばいいのかなと思います。

 

前田:政策など、政治自体に具体的な関心はありますか?



磯原さん:政治自体にはまったく詳しくないんです。だから、あまり私が語れることはありませんが、これから日本を支えていく年代になるのは自分たちだし、自分たちの将来を考えたら、若い頃から政治参加しなければいけないと感じています。

政治はやろうと思って案が出てから実際に施行されるまでになかなか時間がかかることだし、選挙などの際に、「自分も日本のこれからのために参加してるんだ」という意識を持つことから始めてみようと思います。

 

長坂さん:今日は本当に色々なヒントをお伺いすることができました。最後に、今後の磯原さんの芸能活動の展開についてお聞かせください。

 

磯原さん:アイドル時代にはできなかったことにも挑戦しながら、個人として色んな方に知っていただけるように頑張っていこうと思っています。今日もこうして若者議会の委員の方とも会えて嬉しかったし、世代を問わず応援してもらえる人になりたいです。

 

前田:情報発信の際も、今後は「個人」であること意識されていくということでしょうか?

 

磯原さん:そうですね。今まではSKE48っていう看板があったから知ってもらえていたと思うので、これからは自分のことは誰も知らないんだ、くらいの気持ちで始めようかと。1からスタートするくらいの気持ちで、皆さんに自分を伝えていきたいです。

 

長坂・前田:がんばってください! 本日はありがとうございました!

 

《インタビュー後記》

磯原さんにお話をお伺いして、言葉の1つひとつに対する意識がとても高いことに驚きました。それは自分を伝えるためにも、人から関心を持ってもらうためにもなり、若者議会、防災の活動に通じる部分があると感じました。そういった細やかな視点が、磯原さんの確かな今後の信念を支えているように思われました。



 



磯原 杏華(いそはら きょうか)

元SKE48のメンバー。1996年生まれの19歳。

愛知県出身で、親戚が住むなど新城市と深い関わりを持つ。

7年に渡りSKE48の主要メンバーとして活躍し、2016年1月をもって卒業。

現在は次なる夢に向けて準備中。